02 — ファッションを作ってきた自分が、なぜ身体の内側に興味を持ったのか
Sep 01, 2026
若い頃は、どうすれば服が格好よく見えるか、どうすれば女性がきれいに見えるか、そんなことをずっと考えていた気がします。
でも、長くこの仕事を続けていると、少しずつ見えるものが変わってきました。
同じ服を着ていても、きれいに見える日と、そうでない日がある。
よく眠れた日。
身体が軽い日。
気分がいい日。
そういう日は、姿勢も表情も違う。
服そのものだけではなく、その人自身のコンディションが、最後の印象をつくっている。
そんなことを以前より強く感じるようになりました。
ファッションでは、外側に何を足すかを長く考えてきました。
服。
靴。
バッグ。
アクセサリー。
メイク。
でも、ある時から、
「そもそも、その人自身が整っていることの方が大切なのではないか」
と考えるようになりました。
食べるもの。
睡眠。
運動。
身体の状態。
それまで僕の中では、ファッションとは別の領域だったものが、少しずつひとつにつながっていった。
身体の状態が良ければ、服の見え方も変わる。
姿勢も変わる。
表情も変わる。
仕事への集中力も変わる。
そして何より、その人自身が楽しそうに見える。
長く外側をつくる仕事をしてきたからこそ、次第に、その土台にある「内側」が気になるようになりました。
ファッションからウェルネスへ転向した、という感覚はありません。
むしろ、ファッションを長く考え続けた先に、身体の内側があった。
僕にとっては、その感覚に近いです。
外側をつくってきた自分が、今度は内側を考えてみる。
COREGREENSは、自分にとってそんな新しい挑戦でもあります。
坂本 秀一
Founder / Fashion Director